ケニアの路上ビジネス ウジ売りのジャネット

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ケニアのこと・ケニア人のこと
地球のみなさんこんにちは!
2週間近くブログを書いていない間にケニアは暑くなってきました。これから夏が来るようです。
あまり季節のメリハリのないケニアですが、一応果物の収穫シーズンはあり、季節によってマーケットに並ぶものが変わります。今はプラムのシーズンです。
今日はどの季節でも関係なくケニアでよく見かける路上ビジネスを紹介します。


ケニアの路上ビジネス

ケニアでは定職に就くためにはコネが必要な場合が多く、コネが無い人は自分でビジネスを始めることがよくあります。
そんな人たちに人気がある(というか始めやすい)のが路上ビジネスです。

私が住むケリチョの路上では、ゆで卵、ソーセージ、サモサ、カットフルーツ、焼きトウモロコシ、茹でトウモロコシなどを売っている人がたくさんいます。
中でもゆで卵屋さんが多く、隣同士に並んで同じものを同じように売っていることもあります。ケリチョの町は端から端まで歩ける規模ですが、10人以上はゆで卵屋さんがいます。それくらい人気のビジネスなんです。

これが路上で買ったゆで卵withカチュンバリ(トマトと玉ねぎを刻んだもの。唐辛子が少し入っている。)です。約20円。
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ケニアのゆで卵ビジネスについては以下の外部記事に詳しく書かれています。

ストリートでゆで卵を売るインフォーマルセクターの人々の実態に迫る! ~ケニアの路上軽食事情~

突然だが、皆さんは路上で固ゆで卵を食べたことがあるだろうか? いきなり何の質問かと思われるだろうが、実はこれ、…


路上ビジネスは同じものを同じように売る人が多く、商品のバリエーションも少ないです。(そもそもケニアの食のレパートリーが少ないせいもある。)
しかしケリチョには異彩を放つ路上ビジネスレディがいるので紹介します。


ウジ売りのジャネット
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彼女の名前はジャネット。
ジャネットはスワヒリ語でUji(ウジ)、英語だとPorridge(ポリッジ)と呼ばれるお粥のようなものを販売しています。
これがジャネットが販売しているウジです。一杯約20円。
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ジャネットが他の路上ビジネス従事者と違うところは、まずケリチョでは他に路上ウジ販売のライバルがいないということ。(もしかしたらどこかに同じビジネスをしている人がいるかもしれないけど、少なくとも彼女がカバーしているエリアには全くいない。)

そして、ジャネットは他の路上ビジネス従事者よりも念入りに顧客の分析をしているように思います。
というのも、他の路上ビジネス従事者たちは基本的に人通りの多いところでお客さんを待つスタイル。(だから同じものを売っている人が隣同士に並ぶことになる。)
または商品によってはぷらぷらと歩きながら売るスタイル。

それに対しジャネットは、販売先を政府機関や赤十字などのオフィスが集まるエリアに絞り、各オフィスを巡回しながら販売するスタイル。途中で近くの路上でヒマそうにしている人や、近隣の商店にも販売します。
以前はオフィスでは10時~11時頃におやつ休憩があり、チャイ(ミルクティー)やマンダジ(揚げパンみたいな軽食)がオフィスの予算から出るのが一般的だったようです。しかし近年はおやつの予算が出ないオフィスが増えているので、ジャネットのウジが小腹を満たすおやつの感覚で重宝されているのです。

ジャネットのウジ販売に同行させてもらったところ、おやつタイムにオフィスを回り、ものの2時間ほどで90杯のウジを売り切りました。
さらに腹ペコのお客さん向けにチャパティも販売しているので、1日の売り上げは約3,000円。
平日は毎日ウジ売りをするので、1ヶ月の売り上げは約60,000円です。

ジャネットは正確な原価率を把握していませんでしたが、スーパーで売られているウジやチャパティの元になる粉を使ったとして、光熱費を考慮しても、売り上げの半分(月30,000円ほど)は手元に残るんじゃないかと思います。

政府機関のドライバー兼掃除係として定職に就いている人でも、1ヶ月のお給料は10,000円程度だと聞きました。
ジャネットのビジネスは手間はかかっていますが、定職に就いている人よりも稼いでいるのです。

彼女は将来ビジネスの才能を活かして大富豪になるかもしれません!
10年後に会いたいな。

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