ケニアの一民族から世界平和を考えた

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ケニアのこと・ケニア人のこと
地球のみなさんこんにちは!
青年海外協力隊ブログアドベント9日目を担当させてもらいます、ケニアの平岡です。
Twitterで【青年海外協力隊 Advent Calendar 2018】という企画を見つけて参加させてもらうことになりました。
青年海外協力隊のブログリレー(?)でクリスマスまでカウントダウンするというもの。
世界中で活動している隊員やこれから派遣される方のブログが集まっていておもしろいです。

クリスマスまであと2週間ちょっと。日本は今頃クリスマスムードでしょうね。
私の任地ケリチョはほとんどの人がクリスチャンなのに、あんまりクリスマス感がありません。スーパーが一応クリスマスセール的なものをしていますが、盛り上がってはいないです。
12/22頃から年末年始の休暇に入る人が多いので、クリスマスは休暇の一部ぐらいの感じで捉えてるのかもしれません。

今日はそんなクリスマス感の無い私の任地ケリチョにいる民族の紹介です。


ケニアの民族意識
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日本人ってあんまり民族意識がないと思うんですけど、ケニア人は民族のルーツを大切にしています。「自分はケニア人だ」という気持ちよりも「自分は〇〇族だ」という気持ちの方が強いように思います。

ケニアには40以上の民族がいて、それぞれに特徴があります。そしてみんな自分の民族が大好き。それゆえ民族抗争が起きることも…。
とは言え普段は仲の悪い民族だからといって喧嘩するとかは聞かないです。今は違う民族同士で結婚することもよくあります。
しかし選挙のときは話が別。各所で暴動が起こります。自分と同じ民族の人を応援する気持ちが、他の民族に対する敵対心になってしまうんですね。
2017年の選挙のときにはその危険性から、ケニア各地にいた青年海外協力隊全員がナイロビのホテル集まり、有事のときにはすぐに国外へ脱出できるようにと備えていたそうです。(幸いそこまでの騒ぎにはなりませんでした。)

こう書くと、ケニア人って気性荒いな~とか、ケニア人怖いー!って思われそうなんですが、選挙の時が特に過激になるだけですし、おとなしい民族もいるんです。


おとなしいカレンジン族
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ケニアに40以上ある民族の中で最もおとなしい性格だと言われているのがカレンジン族です。
ラッキーなことに、私の任地ケリチョはカレンジン族が暮らす地域。おかげで穏やかな日々を送れています。

私がカレンジン族と関わる中で感じた彼らのおとなしさはこんな感じ。
・物売りがしつこくない。
・子供がつきまとってこない。
・カメラを向けると照れる。
・外国人(私)に興味があっても一定の距離を保つ。
・商売っ気がない。

もちろん全員じゃないですけどね。

他の地域に住んでいる隊員がケリチョに来たときにはカレンジン族のおとなしさに感動し、なんて住みやすい町なんだ!と褒めてもらえることもしばしば。
農家の収入向上の要請で来た私にとって、商売っ気が無い人たちと活動するのは厳しいと感じる一面もあるのですが…。


あ、そうそう。ケニアってマラソン速いイメージありますよね?
実はケニアのマラソン選手のほとんどはカレンジン族です。
カレンジン族の多いリフトバレー州は高地なので、日常生活が高地トレーニングになってて強いのかもしれないですね。


民族愛に勝るサブトライブ愛
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さきほどケニア人はケニア人としての意識よりも、〇〇族としての意識が強いと書きました。
しかしケリチョではカレンジン族としての意識よりも、さらに細分化されたサブトライブのキプシギス族としての意識が強いように思います。

サブトライブが日本に無いので説明が難しいのですが、
リフトバレー州のカレンジン族(民族)=関西人
ケリチョのキプシギス族(サブトライブ)=大阪人

キプシギス族のサブトライブ愛=大阪人の大阪愛
のように思っていただければ。
実際イコールではないけど…。

キプシギス族が他のカレンジン族の中のサブトライブとどう違うのかというと…
若干言語が違ったり(方言みたいなもの)、伝統的な名前の付け方も少し違ったりします。
性格的な特徴はまだまだ私には分かりません。


違いを認めて平和な世界に!

民族によって言語も違えば性格も違うケニア人。ケニア人がどんな人たちなのか説明するのってすごく難しいです。
でもよく考えると日本人も同じです。日本人はシャイってよく言われるけど全員がそうじゃない。
カレンジン族がおとなしいって話をした後で言うことじゃないかもしれないですが、「〇〇人は〇〇だ」「〇〇民族は〇〇だ」という固定概念に囚われずに、誰とでも相手「個人」を尊重して付き合っていかないといけないですね。
相手と良好な関係を築くためには絶対に必要なことだと思います。

もっと大きいことを言えば、個々の違いを認められる人たちは民族同士や宗教の違いも尊重し合えるのでは?とも思います。
互いの違いを認め合えたら紛争はなくなるのかも?!そう考えると世界平和への希望が持てる!
現にケニアには40以上の民族がいて宗教もいくつかあるけど、みんな普段は互いを認め合って平穏に暮らしてる。
実際はそんなきれい事で済む単純な話じゃないんやろうけど、希望は持っていたいな。

ケニアの一民族の話から世界平和を考えた日曜日の朝でした。

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