初めの一歩。バナナチップスで収入向上に挑戦する話

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青年海外協力隊のこと・活動のこと
地球のみなさんこんにちは!
ケニアで青年海外協力隊として活動している平岡咲幸希です。

私はコミュニティ開発という職種で農業局に派遣されています。
農業局からの要請内容は、農作物の加工技術を広めることと、その販路開拓を通して農家の収入を向上させることです。
いまだにたいして活動できていなくて恥ずかしいんですが、唯一まともに活動できているのがバナナ農家グループとのバナナの加工に関する活動です。
今週はそのバナナ農家グループが大きな一歩を踏み出しました。


バナナ農家グループとの活動
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バナナ農家との活動が本格的に始まったのは去年の10月頃。
活動初期は一緒にバナナジャム・バナナチップス・バナナケーキ・バナナジュースを作るトレーニングをしました。
みんなで一緒に作って食べて。ただ楽しいだけでした。
バナナ農家グループの方も、「次はあれを作りたい」「これをやってみたい」とは言うけど、ビジネスとは繋がっていないような感じ。

このままじゃお遊びで終わってしまう…
という不安から、徐々に基本的なマーケティングの話をトレーニングに組み込んだり、何をどうやって売るのか具体的に話し合ってなんとなくそれらしい活動にしてきました。

今年に入って最初のトレーニングの日には年間目標と計画を立ててもらいました。
目標は、「一人当たり月5000シル(約5000円)の収入アップ」とのこと。なかなか大きく出たなと思ったけど、その辺は口出ししない。
その目標を達成するための計画を立ててもらったところ、3月から試験的に販売を開始する必要があるということになった。

私としては試験販売までに最低でも以下の準備はしておきたかった。
・何グラム何シルで売るか、値段設定の検討
・出納帳の付け方と必要性を理解する
・バナナチップスを販売できるクオリティに仕上げる

しかしこの3つの準備が全くできていない状態で試験販売当日を迎えることになりました。


バナナチップス試験販売当日

販売する場所はグループメンバーたちが暮らす町(村?)のマーケット。グループのメンバーの一人が普段からマーケットで野菜を売っているので、その店(小屋)でバナナチップスも販売することに。

私の感覚やと準備不足やし見切り発進もいいところ。これで失敗してやる気なくならんかな…と心配。
マーケットは毎週開かれるし、今急いでやらなくても準備が整ってからでもいいのにな…と思ってたけど、メンバーがやると言うのならやるしかない。
一応行く前にリーダーに電話して、今日本当に販売するということを確認。
腹をくくってマーケットに行ってみると…

誰もおらん。(約束より30分遅れで来たのに)

しばらく待ってたらメンバーがぽつぽつやってきて、予定の2時間遅れで準備スタート。

作り始めると人が集まってきた。
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ムズング(白人=私)がいるだけで人が集まってくるので、私も集客には一役買ったんじゃなかろうか。(わけわからんよっぱらいまで集まってきてしまうのはごめん。)

バナナチップス自体を知らない人がほとんどなので、まずは売るのではなく試食してもらうとのこと。
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試食が終わった後、さーーーーっと人が消えていったのがおもしろかった。
試食した人たちに感想を聞いても、みんなただ一言「おいしい」しか言わんから全然参考にならんw(これケニア人あるある)

まぁ一応表向きには好評のようで。買いたいという人も現れた。
こちら、最初のお客様。
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ちなみに一袋10シル(約10円)で売ってた。(重さは不明)
油の消費量考えると全然採算とれん!!
メンバーもそれには気づいているようで、「今日はトライアルだから安く売った」「気に入ったら高くても買うだろうから、これから徐々に値上げするんだ」やって。

日本で働いてたとき値上げすることの難しさを身をもって体験しまくってたから、まさかこんな考え方があるなんて目から鱗。
一応自分の考えを伝えた上で、今後いくらで売るかの判断は彼らに任せることにした。

この日は10個売って、グループメンバーはごきげん。利益は出てないけど、やる気をなくすということにはならなくて良かった。
あれこれ準備して慎重にやるよりも、とりあえずやってみる方がこのグループには合ってるのかもしれない。
また来週マーケットで販売するのが楽しみ。

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