【自己紹介】社会のクズが青年海外協力隊になるまでの話
地球のみなさんこんにちは!
今回は自己紹介がてら私が青年海外協力隊になるまでの経緯をお話しします。
長くなるのですが、かっこ悪い過去や失敗についても書いてみました。
第一章 青年海外協力隊との出会い~就職したくない学生時代
青年海外協力隊との出会いは中学校の修学旅行で東京に行ったときでした。
JICAのオフィス(?)で協力隊経験者の方がお話をしてくださったんです。確かパラグアイで活動されていた方でした。
そのときに「私も将来青年海外協力隊になりそう。」と思ったのでした。
その頃からなんとなく頭の片隅に「協力隊」がぼんやりと残っていました。でも「協力隊になりたい」という熱い気持ちはなく、ただのらりくらりと地元の高校を卒業して、三流私立大学に通っていました。
学生時代は将来やりたいと思うことがぼんやりとはあったのですが、強い意思がなくて「不安定な職業だからやめておこう」「難しい仕事だから無理だ」と挑戦する前に諦めていました。
⇒失敗①少しでもやりたいと思えることがあるならそこに向かって挑戦するべきでした。
やりたいことを諦めてしまったせいなのかは分かりませんが、かなりひねくれてやさぐれた学生時代を過ごしました。
大学4年生になっても「就職なんかしたくない」と言い続けて就活を拒んでいました。
ちょうどリーマンショックの頃で、数十社~数百社受けるのが当たり前だったんです。就職することだけじゃなく、就活にもうんざりしていました。
第二章 青年海外協力隊を思い出すも、社会のクズとなる。
そんなときに頭をよぎったのが青年海外協力隊でした。
「就職するより青年海外協力隊になったほうがおもしろそう。」
そう思い調べてみたのですが、すぐに気づいたんです。
「専門知識も経験もない自分が途上国でできることなんてない。」
ということであっさりと協力隊は諦めました。
⇒失敗②ここで自分にはできないと決めつけたのが失敗でした。今の自分にはできなくても、できるようになる方法を模索するべきでした。
その後も就活はせず、ぶらぶら旅行をしている間に大学を卒業していました。
旅行から帰って来ると、もう学生という身分でもなければ仕事もない、完全なニートでした。
そろそろみなさんお気づきかもしれませんが、私は
・頭が悪い
・取柄が無い
・意思が弱い
・夢が無い
・働かない
という要素を兼ねそろえた、本当にどうしようもない「社会のクズ」と言われても仕方ないような若者でした。
それでも働かなければ生きていけないと思っていたので、駅にあった適当な求人情報誌からなんとなく見つけた職場でなんとなく働くことにしました。
⇒失敗③なんとなく働くぐらいなら働かない生き方について真剣に考え、努力するべきでした。
第三章 二度目のニートを経て社畜となる。
そんな感じだったので全然仕事に身が入りませんでした。
2年で辞めて旅に出ました。人生で二度目のニートになったのです。
その頃、旅は本当に楽しくて一生旅して暮らしたい!なんて思っていました。
そのくせに一生旅するなんて無理だと勝手に決めつけてまたやりたいことを諦めたんです。
このときは協力隊は自分には無理だと思い込んでいたので協力隊に応募することもなかったです。
⇒失敗④旅がしたいなら旅をしながら生きていく方法について考え、努力するべきでした。また自分には協力隊は無理と思い込み続けているのも良くなかったです。せめて調べてみるべきでした。
そして日本に戻って働くことになりました。
次の仕事はやりがいがあって、尊敬できる上司や先輩がいて、気づいたら仕事に夢中になっていました。毎日残業して、それでも仕事が終わらなくて休日を返上して働くこともありました。
そうです、いつの間にか社畜になっていたのです。
そうなって初めて働き方に疑問を抱き、この先ずっと会社の利益のためだけに働いて生きていくのかと思うと虚しくなってきました。そして初めて今後の人生について真剣に考え始めたのです。
第四章 ついにこの時が来た!青年海外協力隊に応募することに。
ちょうどその頃に出会った友人が青年海外協力隊に応募して結果を待っているところだという話をしてくれました。
「青年海外協力隊」という響き、久しぶりに思い出しました。私の人生で何度か出てきては消えていった協力隊という選択肢。
人生について考えだしたタイミングで思い出し、そろそろ私が協力隊になる時期がきたのかな?なんて思いました。
このときはその友人のポジティブさが影響し「自分にはできない」と思い込まずに「自分にもできることがあるかもしれない」と希望を持って協力隊について調べることができました。(きっかけをくれて背中を押してくれた友人に感謝!)
そういうポジティブな気持ちで調べてみると「これなら自分でも役に立てそう!」という要請が見つかるのです。勢いのまま応募しました。
そこからはトントン拍子に選考が進み、希望通りの要請に合格することができました。
中学生の頃に「私も将来青年海外協力隊になりそう。」と思ったときから15年。たくさん失敗して遠回りしましたが、今はとても充実した楽しい日々を暮らせているので結果オーライです。
最終章 教訓
この失敗だらけの人生を振り返り、今後は絶対に以下の二つは守っていこうと思います。
①夢と言えるほどのことじゃなくても、やりたいことや興味があることがあるならそこに向かって挑戦すること。真剣に考え、努力して、それでも失敗してどうしようもなくなってから諦めるのか再挑戦するのか考える。
②自分にはできないという決めつけ・思い込みはしない。「もしかしたらできるかも」という希望を持つ。
絶対にその方が人生が豊かに、そして楽しくなるから!!
最後に…
協力隊事業は税金で賄われているというのに、こんなクズを派遣させていると知ってがっかりした方、ごめんなさい。でも私みたいなのはかなり少数派です。
協力隊って本当に立派で優秀な方がたくさんいるんです。国内外の超一流大学や大学院出身の人、誰もが知っている大企業を休職してきている人、そんな人がゴロゴロいます。そしてみなさん高い志を持っています。
そんな人たちと元ニートでクズの私が同じ土俵に立てるのが協力隊です。クズにとってこんなチャンスはなかなか無いです。
なので我こそは社会のクズだという方には青年海外協力隊をお勧めします。
他にもお勧めする理由はたくさんあるのですが、続きはまた今度。